西三川砂金山
Nishimikawa Placer Gold Mine
西三川砂金山について
【解説】 佐渡島内で最も古い歴史を持つ金山で、平安時代の『今昔物語集』に記述が見られる金山はこの地域と推定される。ここでは金鉱脈を掘るのではなく、山を崩して土砂を水路に流し込み、金の比重を利用して選別する「砂金掘り」が行われた。
特に、山の斜面に水路を張り巡らせて一気に土砂を押し流す「大流し」という独特の採掘法が開発された。現在も、人為的に削られた山の地形や、水路跡、そして採掘に従事した人々が暮らした集落の痕跡が、文化的景観として良好に残されている。
世界遺産登録におけるこの資産の重要性は、採掘技術の進化の初期段階を示している点にある。後の相川金銀山(坑道掘り)へと至る前の、露天掘り・砂金採取の段階を代表する遺構であり、ここがあることで佐渡金山全体の技術史が完結する。ICOMOSは、山を大規模に切り崩した地形改変の跡が、当時の採掘規模を視覚的に証明している点を評価した。
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