文化的景観/滝/鉱山 の世界遺産
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文化的景観/滝/鉱山
端的に言うと文化遺産と自然遺産の境界に位置する遺産と言える。「自然と人間の共同作業」という語に要約される通り自然環境によって制約と影響を受けることで育まれた文化や景観を指すが、大きく以下の3種に大別される。 ①意匠された景観:庭園・公園・宗教空間など、人間によって意図的に設計され想像された景観 ②有機的に進化する景観:自然環境に対応して形成された景観。さらに「残存する景観」と「継続する景観」に分けられる ③関連する景観:自然がその地の民に大きく影響を与えることにより、宗教的・芸術的・文学的な要素と強く関連した景観
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インド西部のムンバイ湾に浮かぶエレファンタ島は、シバ神信仰の中心地とされるヒンドゥー教の石窟群が残る場所である。
7つの石窟寺院のうち「三面のシヴァ神の彫像」 のある第1窟が特に有名。この石刻彫像はヒンドゥー教美術の傑作として名高い。
登録国
インド
登録年
1987年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iii)
オーストラリア中部のノーザン・テリトリー南部に位置する。
世界でも屈指の大きさを誇る一枚岩「ウルル(エアーズロック)」と、ドーム型の奇岩群「カタ・ジュタ(オルガ山)」周辺には先住民族アボリジニのアナング族 の描いた壁画が残されている。
この土地は法廷闘争の末オーストラリア政府から先住民に返還され、現在では政府が先住民から借り受ける形で国立公園として運...
ギリシャの首都アテネに位置する、古代ギリシャを代表するアテナイのアクロポリス。
各地にあるアクロポリスの中でも最も有名なものである。
紀元前5世紀に作られたドーリア式建築の傑作パルテノン神殿 、アテーナー・ニケ神殿、エレクティオンなど複数の貴重な遺産が残る。
トルコ南東部、ネムルト山の山頂に位置するネムルト・ダーは北シリア周辺を支配していたコンマゲネ王国 のアンティオコス1世 が、死後の自分のために建てた墳墓。
現在では墓や周辺の巨大な石像はほぼすべて崩れているが、ギリシャやペルシアの神々を配置していたという事実はこの地が両者の強力な影響下にあったことを示唆している。
ボリビア南部のアンデス山脈、標高約4,000mに位置するかつて銀鉱山で栄えた都市。
1545年mこの地に銀鉱が発見された直後にスペイン人によって街が建設され、セロ・リコ (富の山)と呼ばれた銀山からの収益を背景に多くの建造物が造られた。
メスティソ様式の特徴を強く示し、旧貨幣局 、サン・ロレンソ教会などの聖堂、市長の家、エレーラ邸(現大学)といった建物が現...
陝西省西安に位置する始皇帝陵は、中国を初めて統一し国家を建設した秦の始皇帝 の陵墓である。
そこには截頭方錘型 の墳丘や神殿、祭祀施設があった。
陵墓周辺から陪葬坑である兵馬俑坑が発見され、大量の兵馬俑と武器が発掘された。
甘粛省敦煌にある莫高窟(ばっこうくつ)は仏教石窟寺院の遺跡である。
オアシス都市であった敦煌はシルクロードの中継地点 として発展した過去を持つ。
南北約1600mにわたり490もの石窟があり、そのうち約400の石窟の内部には、仏教の教えを描いた壁画や仏像が残されている。
また敦煌文書 と呼ばれる経典や資料が偶然発掘されており、当時を研究する上での貴重なドキ...
スコットランド北西に約180km、北大西洋上に浮かぶイギリス領セント・ギルダ諸島。
火山活動により生まれたこの島々はフルマカモメ・ニシツノメドリといった海鳥の繁殖地 になっている。これらの生物の棲息と自然環境によって1986年に自然遺産に登録された。
現在は無人島であるが、この厳しい環境下で人類が生息していた痕跡や巨石遺跡が発見されており、その文化的な面も考...
首都ニューデリーの南東約500km、カジュラーホにあるヒンドゥー教とジャイナ教の遺産群。
多くは10〜11世紀に繁栄した中央インドの王朝、チャンデーラ朝 の時代に作られた。
寺院の外壁は、おおらかな性愛表現を含む官能的な多数の彫刻で飾られ、北インド独特の建築様式を伝えている。
登録国
インド
登録年
1986年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iii)
イグアスの滝で知られるイグアス国立公園はブラジルとアルゼンチンの国境に位置しており、それぞれが世界遺産として登録されている。
ナイアガラ、ヴィクトリアと並ぶ世界3大瀑布のうちでも最も大きく、先住民グアラニー人 の言葉で「大いなる水」と呼ばれるイグアスには大小300もの滝が存在している。
登録面積はブラジル側の方が大きいが、滝の数は少ない。ブラジル側からは...
登録国
ブラジル
登録年
1986年
分類
自然遺産
登録基準
(vii)
, (x)
ブラジル南東部、ミナス・ジェライス州にある歴史的な町コンゴーニャスはかつて金鉱で栄えた。
芸術家アレイジャジーニョ による彫刻が施されたボン・ジェズス・ジ・マトジーニョス教会堂 が残っており、特にファサード前の石段に並んだ旧約聖書をモチーフとした彫像は彼の最高傑作のひとつとされている。
登録国
ブラジル
登録年
1985年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iv)
ブルガリア北東部、スヴェシュタリにある古代墳墓。
紀元前3世紀に作られたものであり、直径70mの墳丘の内部に王と王妃の遺体が安置されていた玄室があり、壁に10体のカリアティード と呼ばれる女性の彫像が配置されている。
この墳墓の装飾はトラキア文化とヘレニズム文化の融合したものであり、その点が評価されている。
登録国
ブルガリア
登録年
1985年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iii)
カリフォルニア州中部のシェラネバダ山脈西側斜面に広がる山岳自然公園。山々の間に、U字谷や湖、数多くの滝、巨岩など壮大な自然美が広がっている。一帯には、ミュールジカ、クロクマ、ピューマ、テンなどの野生動物が生息し、植物の分布は多岐に渡り「ビッグツリー」の別名を持つジャイアントセコイアの森も見られる。
ジョン・ミューア が保護を訴え続けた結果、アメリカ合...
ニューヨーク港内マンハッタン島から南西3kmに位置するリバティ島にある。1886年にアメリカ独立100周年を記念して、米仏両国の友好のためにフランス人エドゥアール・ドゥ・ラブライエ が発案・設計・製作した。正式名称は“Liberty Enlightening the World”(世界を照らす自由 )である。
重量225t、台座を含む全高93mのこの像は、右手には自由を象徴する松明を持ち、左...
登録国
アメリカ合衆国
登録年
1984年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (vi)
イグアス国立公園という名の世界遺産は二つ(ブラジル側・アルゼンチン側)存在する。こちらはアルゼンチンの国境に位置する国立公園である。
80mもの落差を誇る有名なイグアスの滝を擁し、雄大な自然美を見せつける。登録面積はブラジルの方が大きいが滝の数はこちらアルゼンチン側の方が多い。また「悪魔の喉笛(ガルガンタ・デル・ディアブロ )」と呼ばれる観光スポットは...
登録国
アルゼンチン
登録年
1984年
分類
自然遺産
登録基準
(vii)
, (x)
オリッサ州コナーラクにあるヒンドゥー寺院で、太陽神スリーヤ を祀っている。
ガンガ朝後期の13世紀、ナラシンハ・デーヴァの時代に建設された。
寺院壁面には美しい彫刻が施されており、車輪をかたどったものやスリーヤ神像などが見所である。
マハラーシュートラ州北部、ワゴーラー川の河岸にある断崖を500m以上に渡り断続的に掘って築かれた約30の石窟からなる古代の仏教石窟寺院群。
古くは紀元前2世紀に開窟されていたが一旦終了し、グプタ朝 最盛期の5〜7世紀に再度作られた。
洞窟の種類としては、ストゥーパを安置したチャイティヤ窟 、僧侶たちが住んでいたヴィハーラ窟 がある。
インドのアジャンター南西約100km、デカン高原西部の岩山に作られた計34の石窟群。
仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の3つの宗教が混在する聖地である。
特に有名な第10窟の、ストゥーパ前には仏陀が座している像の配置された仏龕 がある。
エローラー石窟で最大のものは第16窟のカイラーサ寺院 である。
ドイツのバイエルン州の村ヴィースにある丘の上に建てられたロココ様式の聖堂。
18世紀、この地でキリスト像が涙を流したいわゆる「ヴィースの奇跡」が起こったことをきっかけにヨハン・バプティストとドミニクス・ツィンマーマン によって建てられた。
奇跡を起こしたとされる木彫りのキリスト像が今も祀られている。
登録国
ドイツ
登録年
1983年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (iii)
ノルウェー中部の北極圏近く、レーロースは銅鉱山の街である。
厳しい環境下ながら17世紀に発見されて以来20世紀後半まで採掘が続けられた。唯一の石造建築物として知られる白い聖堂 では鐘楼に労働者の象徴であるハンマーの装飾がなされている。